【大切なお知らせ】
前代表、金木洋子より皆様へ
応援ありがとうございます。日本動物生命尊重の会A.L.I.Sの前代表の金木です。現在も相談役として関わっています。
アリスの会の初めてのクラウドファンディングに、多大なるご支援・応援のお気持ちを賜り心より御礼申し上げます。
本日は、私の活動の原点とともに思いをお伝えさせてください。
私が保護活動を始めたきっかけは ある時一週間に17匹の段ボールに入った子猫を一日置きに拾ってしまったことからでした。
まだへその緒が渇いていない子達でした。
当時は今と違い、東京にも外猫が沢山いて、子猫は生まれっ放しの状態でしたので毎年猫の数は増える一方でした。
17匹にミルクをあげて排泄をさせると2時間はかかってしまいます。
その頃はフルタイムで仕事をしていましたので、仕事から帰ってきて子猫のお世話をして、日中は寝ていてもらいました。
朝夜が逆の生活です 当時どんな風にしていたかはほとんど思いだすこともできないくらい忙殺の毎日を過ごしていました。
ミルクを飲むのが上手な子もいれば
哺乳瓶に違和感を感じてうまく吸えない子もいたりでしたが、それでも子猫たちはすくすくと育ってくれました。
その後もどんどん拾い続けます。
その内に親猫の不妊手術が必要であることに気が付きます。
夜に捕獲をして翌朝に獣医さんに運んで手術をしてもらい、夜に引き取りに行きリリースをする、の繰り返しでしたが 個人の力では解決は望めないことと思い、1993年に会を立ち上げた次第でした。
その頃は今のようなネットでの家族募集ではなく、まだコミュニティー紙に掲載をして希望者の方とお電話でやり取りをする時代でした。
相手のことは何も分かりませんので、色々と質問をさせていただき、お見合いなどに進める方法で行っていました。
また猫を動物実験に払い下げる業者からも希望も多く、かならず複数を希望していました。
三味線業者はまだ皮に傷がついていない子猫を希望してきます。
その見分けには大変に神経を注いでいました。
愛護団体はまだ数少なく、それぞれに協力をしあっていた時代でした。
失敗談なども共有をしあっていましたので、お互いに学習や情報の交換が出来ていました。
そんな中で、アリスの会が東京都動物愛護相談センターの譲渡対象団体として入ることになりました。
最初は猫だけを引き出していましたが、何度も通う内に犬の処分が多いことに気が付きました。
最初は猫だけを引き出していましたが、何度も通う内に犬の処分が多いことに気が付きました。
アリスの会の他に2団体が譲渡対象団体として入っていましたが、どちらも小型犬を引き出しをしていましたので 雑種はほとんどが殺処分に回されていました。
だったらせめて月に一匹でもいいので助けられないか?」と思い、犬もレスキューをすることにしました。
それまで東京都の登録団体になることはハードルが高いといった実情がありましたので諦めていましたが、命の差別のない雑種のレスキューを皆が望んでいました。
その当時は年間で犬の処分数が65万頭の時代でした‼️
アリスの会が登録団体になったということで、それまでの仲間の団体さんやボランティアさん達が「雑種を救える!」と大喜びをして多大な協力をして下さり、自分たちでも預かり先や譲渡先を探してどんどん紹介をしてくれました。
今よりもはるかに多くの犬猫を譲渡に繋げることができていました。
また橋本どうぶつ病院はまだ開業間もない頃で、患者さんの数も今よりも少なかったこともあり、多くの頭数を無料で無期限で預かって下さいました。
橋本先生がいらっしゃらなかったらこんなに多くの数は助かっていなかったでしょうね。
東京都動物愛護相談センターでは、レスキューする犬猫を自分で選びます。
その頃は犬猫だけでなく、ウサギやモルモットなども収容されていましたので同じく引き出していました。
ある時からもっと譲渡対象団体の門戸を広げようとの気風が高まり、特に単犬種レスキュー団体が多く登録をするようになりました。
アリスの会は雑種だけを気にしていたら済みますので助かっています。
今は東京都では殺処分はなくなりましたので 埼玉県の各保健所でのレスキューに重点を置いています。
やはり雑種の殺処分が多いことは以前の東京都と同じです。
雑種の場合には、どの子を選んでも大きさや色柄や年齢の違いこそありますが、番犬として散歩にも連れて行ってもらえずに放置をされて育ってきたので、我儘になっていません。
しかし病気も放置をされていたので、骨折ひとつの例をあげてももう骨も周りの筋肉も固まっていて大掛かりは手術が必要だったり、血液検査をしても高い数値であったりですが、橋本どうぶつ病院で治していただいて、歩けない子が歩けるようになったり、治るはずのない疾患が治ったりして、保護後は奇跡的に回復をする子が多いです。
そんな子は性格が温厚で自分を助けてくれたと理解ができていて、恩義を感じているので健気ですね
預かりさんや飼い主さんに強く信頼を置いてくれていることや絆を大事にしている
ことが本当によくわかります。
純血種の子達でも、他の団体さんからどうしても引き出しのお話がない子に限って
はアリスで引き出していますが、その子たちは老齢だったり、重症の疾患持ちだったり基礎疾患があり譲渡の見込みのない子たちが多いですね。
橋本先生も極力、費用の掛からないように治療をして下さっていますが限界はあります。
今回のクラウドファンディングに試みたことも、そんな子たちの医療費の逼迫の事情によるものです。
これまでと同じように命の差別をなくした活動を続けていきたい。
アリススタッフ35名全員の決して変わらないであろう願いです。
最後に、このプロジェクトは8月30日で終了しますが、当会の活動はこれからも続きます。ご賛同いただける方からのあたたかいご支援・応援をどうぞよろしくお願いいたします。
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